Narrative

わが内に獣の眠り落ちしあとも 太陽はあり頭蓋を抜けて

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ

このブログは文章が書けるようになるまでの雑記帳なので、読み返して直したくなった表現や誤字もそのままにしている。 最初に投稿した文章なんて、もう目も当てられないし、何なら私はもう宝塚が好きではない。それでもももっと年月が経てば、自分の中で大切…

溶ける魚

私なんかは素人なので、小説を書くとき、書き出しだけをキャッチーに仕立ててしまう。最初の一文だけに読者をひきつけられるよう力を込めて、文章全体は雑になる。しかし、溶ける魚はその磨き上げられた書き出しが延々と続いているような感覚になる。とにか…

地獄変

傷一つないきれいな文学だと思った。話の展開のいっさいに無駄がなく、しなやかなアスリートの身体を見ているような気がした。これは緻密に練られているのか、芥川の才能なのか、はたまた両方か。 一昨日観たローマの休日も瑕瑾のない作品だったけれど、地獄…

ローマの休日

オードリーヘップバーンがかわいいし、名作だから見てみたかっただけ。 うまくまとまってて、程よく面白くて、オードリーヘップバーンはかわいかった。古典的名作、とは本当にその通りで、きれいに収まっている作品だと思った。多分逆なんだろうけど、宝塚み…

オッペンハイマー

観る前は、なんで日本焼いた奴の映画を金払って見なくちゃいけないんだ、と思っていた。しかし、途中からお金払って観にきてよかった、と思うようになった。お金を払わないとみられないような内容だった。この作品が日本の地上波で放送される日はあるのだろ…